麗(レイ)-花萌ゆる8人の皇子たち-あらすじ-13話-14話-視聴率11.3%のドラマを感想つきで

韓国ドラマ-麗(レイ)-花萌ゆる8人の皇子たち-あらすじ-13話-14話-の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

麗―花萌ゆる8人の皇子たち.jpg
月が太陽を覆う時
千年の時を超え二人は出会った!
韓国で大人気だった 時代を超えた愛
イジュンキ IU主演の皇宮ロマンチック・ラブ・ストーリー


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クルミットです♪
皇帝を弑する為の刺客であったウヒ
ところがウヒはペクアを刺してしまう
ワンウクは服の下に甲冑を身に着け―――
何かが起こる予感―――
【麗-花萌ゆる8人の皇子たち】(ネタバレあり)
13話
ウヒを抱き止め刺されるペクア
と同時にワン・ゴンが病で倒れた!
陛下に駆け寄る家臣達…
騒然となる宴…
ウヒの事は誰も気付かない…
ペクアは驚愕で短剣を落とすウヒに
早く行けと逃げるように促す
そして自分は血の付いた短剣をすばやく遠くに蹴り隠すのだった
宴は中断。ワン・ゴンは寝所に運ばれる
ワン・ゴン「ワシはこのまま逝くのか…」
チェ・ジモン「何を仰いますやら…」
ワン・ゴン「ワシは一体何の為に生きて来たのやら…」
チェ・ジモン「陛下は帝国を立てられました…」
ワン・ゴン「帝国…この高麗は永遠にあるだろうか?ワシが正胤を立てたのは正しかったのか?」
パク・スギョン「陛下が正しかった事は私達が証明致します。正胤は必ず皇帝に上がります。
ワン・ゴン「ワシは忠臣にだけは恵まれた。ワシの戦いは終わった。これからはお前達の戦いだ…正胤と4番目を頼む…」
次の日、陛下の様態の悪化に伴い厳戒令がなされる
清徳殿に一歩も踏み入れられないように兵を敷いたのだ!
ワン・ヨ「これはどう言う事だ!」
パク・スギョン「皇子達は各自の部屋に戻って貰います。後に陛下の知らせがあるでしょう」
ワン・ヨ「そういう訳にはいかん!我らも同席させて貰う。陛下の遺言が誰かに変えられるかも知れないからな!我等も清徳殿を守らねば」
パク・スギョン「フフフ…皇子が変えるつもりでは無く?そう疑いを掛けられたくなければお帰り下さい。誰であろうとこの清徳殿に足を踏み入れる者は謀反と見做し斬捨てますぞ!」
ワン・ゴンの傍ではヘ・スが茶を淹れていた…
ヘ・ス「陛下、大丈夫ですか?」
ワン・ゴン「茶の香りまでスヨン(オサングン)に似ておる…ワシはもう直ぐ死ぬであろう。正胤を連れて来てくれ…遅くならない内に帰って来い…」
ヘ・ス「…?私がですか?早く行ける人を連れてきます」
ワン・ゴン「いや…お前でなくてはいかん…正胤ワン・ム意外の誰もワシの死を知らせてはいかん…」
ヘ・ス「えっ?」
ワン・ゴン「ここを出れば誰かに会うだろう…ワシの様態はどうだと聞く者には茶を取りに行くといえば良いが、死んだのかと聞く者には注意しろ…その者は皇位を奪う者だ。早く行け…誰も信じてはならん…お前に高麗の皇室の運命が掛かっている…それもお前がここに来た理由の一つだろう…」
そしてワン・ソも正胤ワン・ムを呼び戻す為ソンアク(松岳)抜けようとしていた…
だが、そこにはヨンファが兵を従えていた…
ヨンファ「誰もソンアク(松岳)を抜ける事は出来ません」
ワン・ソ「ワン・ウクの指示か?やはり俺の推測は正しかった。昨日の夜、ワン・ウクが服の下に甲冑を着てるのを見た。何で宴なのに隠れて甲冑を着ていたのかと思ったが、宴で陛下を討つつもりだったのか?」
ヨンファ「昨日の夜の事は問題ありません。どちらにしろ陛下は倒れ、今は次の皇帝に誰がなるかが問題ですわ」
ワン・ソ「次の皇帝は、正胤だ。それが陛下の御心だ」
ヨンファ「兄様は如何ですか?皇帝になりたくありませんか?」
ワン・ソ「皇帝が成りたければ成れるそんな容易い地位か?」
ヨンファ「私が手伝えば成れるでしょ?私が…このファンボ家が兄様を手伝えばなれますわ」
ワン・ソ「俺が皇帝になれば何が変わる?」
ヨンファ「天下が兄様のものになりますわ。全てを手に入れる事が出来るわ」
ワン・ソ「ならば、人の心も手に入るか?皇帝になれば俺が願う人の心が俺のものになるか?なら成ってみたいものだ。俺は皇帝になってみたい。」
ヨンファ「人の心を手に入れる為に皇帝になる?皇帝の座はそんなふざけた地位ではないわ」
ワン・ソ「それにとってはそんな地位だ。道を開けろ!でなければお前も謀反を犯すと看做すぞ!」
ヨンファ「私は謀反を犯す者が他の者を引き入れないか監視する為にこの道を守っているだけです。皇宮に誰を連れてくるか分からない方に道を開ける訳には参りません。例外はありません。帰ってください兄様」
ヘ・スは清徳殿を出て走って行くとワン・ウクに出会った…
ワン・ウク「ヘ・ス…そんなに急いで何処に行くんだ?」
ヘ・ス「陛下が茶を飲みたいと仰られて…茶を取りにタミウォンに行く所です」
ワン・ウク「ワン・ソと婚姻とは…そんな仲になってるとは知らなかった…驚いたよ」
ヘ・ス「それは誤解です。4番目の皇子は…今は陛下の遣いで行く所です。帰ってきたらお話します」
ワン・ウク「もしかして、陛下はお亡くなりになったのか?」
ヘ・スは驚く…
ワン・ウク「心配だから聞いてるんだ…陛下はお亡くなりになったのか?」
死んだのかと聞く者のは注意しろ…
その者は皇位を奪う者だ…
ヘ・ス「皇子はもしかして…皇帝になりたいのですか?」
ワン・ウク「お前を失った時…私には何の力も無かった…この皇宮で愛する者を守る為には権力が必要だと悟った…皇帝になりたいかと聞いたな?そうだ。皇帝になるつもりだ…」
ヘ・ス「私の為?」
ワン・ウク「そうだ!もう、始まった。明日、3番目の兄と清徳殿に討ちに入る」
ヘ・ス「駄目よ!それは謀反じゃない!」
ワン・ウク「ヘス!どうせ正胤は戻って来れない。だからお前は全てが終わるまで隠れて私が戻るのを待っていればいい…そう、出来るだろ?もう一度聞く…陛下は亡くなったのか?」
ヘ・ス「…陛下は茶が欲しいと言われました…」
ワン・ウク「正胤は遠くにいる…お前の力では呼び戻すのは無理だ」
ワン・ゴンは目覚め二人の皇妃の目通りが許されるが…
ワンゴンは最後までスヨン(オサングン)の名を呼び続け息を引き取った…
皇妃ユ氏「私を置いて何処に行く!目を覚ましなさい!このまま逝かせないわ。戻って戻って来て…」
と涙ながらにワンゴンを叩く皇妃ユ氏だった…
ウヒ「貴方が台無しにした!もう少しで上手く行く所だったのに…」
ペクア「陛下を討つために踊り子の振りをしたのか?怖い女だな…何でそんな事したんだ。そんなにも恨んでいたのか?」
ウヒ「あんたの父親が私の家族を殺した。全部全て…私だけ残して全て…」
ペクア「手首の傷もそれでか?俺の父の所為で?悪かった。俺が代わりに謝る。済まない…」
とペクアはウヒを抱きしめる…
ペクア「あの人の息子で済まない…」
ワン・ヨ「多分陛下は崩御なされたに違いない…」
ワン・ウォン「では正胤(皇太子)がそのまま皇帝に上がるのですか?」
そこにワン・ジョンがやってくる
ワン・ウォン「おぉ、いい所に来た。お前、清徳殿の様子分かるか?陛下は崩御されたのか?」
ワン・ジョン「そんな事、言わないで下さい。今頃タミウォンのヘ・スの茶を飲んで、気力が回復してるでしょうに、何言ってるんですか」
ワン・ウォン「それは確かなのか?ならなんで母上達を清徳殿から帰さないんだ?」
ワン・ジョン「まだ、清徳殿から帰って来てないんですか?」
ワン・ヨ「清徳殿の様子がもれないように捕らえているのだろう。でお前、タミウォンの話は何だ?」
ワン・ジョン「あぁ、陛下がヘ・スが淹れた茶なら口に合うようなので昨日も今日もヘ・スが陛下に茶を淹れているのですよ」
ワン・ヨ「その女を捜せ!その女が陛下の様子を知っている唯一の者だ!正胤に陛下の様子を伝えられては困る!早く探すんだ!早く!」
ヘ・スはワン・ソに出会う…
ヘ・ス「陛下が崩御されました…」
ワン・ソ「何だと?」
ヘ・ス「最後に見た時は息を引き取る直前でしたので、今は多分もう…誰にも分からないように正胤を連れて来るように仰せになりました…」
ワン・ソ「…」
ヘ・ス「3番目の皇子が明日清徳殿を攻撃するそうです。防がないと」
ワン・ソ「それを何でお前が知っている?」
ヘ・ス「今、何故知っているかが重要な事ですか?」
ワン・ソ「今正胤は、後百済にいる。ソンアクに繋がる道が全て塞がれていて、行くなら他の道を探さねばならん」
ヘ・ス「後百済なら、道を知ってる人がいます」
ペクアは行こうとするウヒの腕を掴む
ペクア「陛下を刺そうしたのが誰か誰も見てない。このままここにいて、全て忘れて俺と共にいようと言ったら駄目か?」
ウヒ「…」
そこにへ・スがワン・ソを連れてやって来る…
ヘ・ス「ウヒ、あなた故郷が後百済だったわよね」
ペクアはさりげなくウヒを庇い
ペクア「何だ?いきなり」
ヘ・ス「正胤を連れて来ないと行けないの」
ワン・ソ「この女をどう信じろと?」
ヘ・ス「私の友達よ。信じても大丈夫」
ペクア「ええ、大丈夫です」
ワン・ソ「陛下が亡くなられたようだ…」
ペクア「えっ!」
驚き倒れそうになるウヒを支えるペクア…
ペクア「本当ですか?」
ワン・ソ「あぁ、そうだと思う。明日ワン・ヨとワン・ウクが清徳殿を討ち破りに来る」
ヘ・スは驚きワン・ソを見る
ワン・ソ「後百済まで普通でも二日は掛かるのに、ソンアク(松岳)を出る道は全て塞がれている」
ウヒ「ソンアクを抜ける私だけ知ってる道があるわ」
ワンウクはヨンファから報告を受ける
ワン・ウク「ワン・ソがソンアクを出ようとすれなら、正胤を連れて来る為だ」
ヨンファ「では陛下は崩御されたのですか?」
ワン・ウク「まだ分からん。清徳殿にいる母上との連絡も途切れた」
ヨンファ「ではまだ誰も陛下の様子を知らないという事ね。これは機会よ。今からでも清徳殿に討ち入り母様を助けましょう。そして陛下から兄様が皇帝になるようにと遺言されたとすれば、誰も反抗出来ません」
ワン・ウク「フ…畏れ多くも陛下の遺言に手を加えろと言うのか?」
ヨンファ「このまま皇位を奪われていいのですか?」
ワン・ウク「前にも言っただろう。私は逆賊だと後ろ指を指されて皇位に上がるつもりは無い。誰にも欠点を掴まれるような事が無いようにしたい」
ヨンファ「兄様の本当の考えが分かりません。昨日皇宮に入る時に甲冑を着けられたでしょ。ワン・ヨ兄様と意を同じくするのだと思ったのに、正胤を討たない理由は何ですか?」
ワン・ウク「優先順位を決めるのだ。誰を先に討つのが有利か?正胤なのか?ワン・ヨなのか?それとも…皇位への道は只の一度も失敗してはいけないからな…」
ヨンファ「ふふ…変わりましたね、兄様。私が無理矢理引っ張って行くのではなく、心から皇位を願ってるように見えるわ。嬉しいわ」
ワン・ウク「状況が変わらないなら、私が変わらないと。只、今心配なのは、一人の裏切りだ…」
ヘ・スは正徳殿の玉座を見る…
ワン・ソ「何だ?座ってみたいか?」
ヘ・ス「いいえ、嫌よ」
ワン・ソ「他の者は皆あの玉座に命まで懸けるのに…お前は嫌か?」
ヘ・ス「あの地位を守る為に陛下はオサングンを捨てて…皇子は他の皇子と争わないといけないわ…恐ろしい地位よ…明日戦っても、怪我させたりはしないわよね?」
ワン・ソ「ワン・ウクが心配か?それでも親戚なんだな…なら何で俺を捜しに来た?そのまま見守れば良かったものを…」
ヘ・ス「私の為と言ったの…私が追い出された時に何の力も無く腹が立って、助ける事も出来ず放置していたみたいで権力を持ちたいと言われました」
ワン・ソ「そうだな、あの時は俺も同じ事を思ったからな」
ヘ・ス「陛下に順理に従って生きろと言われました。だから今は正胤の味方ですが、それで8番目の皇子が怪我をしたら…私は一生後悔するわ…」
ワン・ソ「分かった…自信は無いが努力する…俺もワン・ウクが死ぬのは嫌だからな…だが俺が怪我するかも知れんのに…俺の心配はしないのか?」
あなたは光宗よ…歴史に残る人よ…
ワン・ソ「絶対死なないと思ってた人もいつかは死ぬ…」
ヘ・ス「皇子は大丈夫よ…それだけは確かよ」
陛下の寝所をワン・ソが訪ねる…
ワン・ソ「皇妃、陛下にお目に掛かります」
皇妃ユ氏「お前が何故ここに?ワン・ヨとワン・ジョンは?」
ワン・ソは陛下にの元に跪き安らかに眠る顔を拝み陛下の顔にそっと布を被せ、涙を流す…
ワン・ソ「ジモン清徳殿に軍は如何程だ?大将の所に行き確認してくれ。日が昇れば3番目の皇子ワン・ヨと8番目の皇子ワン・ウクが謀反を起こす。陛下は遺言で正胤が皇帝に上がる事を願われた。御心を叶えて差し上げよう」
チェ・ジモン「軍が如何程か確認して参ります」
皇妃ファンボ氏「さっきワン・ウクと言った?聞き間違いだと思うからもう一度聞くわ」
ワン・ソ「申し訳ありません」
皇妃ユ氏「謀反だなんて!ワン・ヨは私を連れに来るのだ。お前達が私をここに閉じ込めるから確認しに来るのだ…ワン・ヨに手を出さないで!手を出すなら私がお前を殺してやる!」
ワン・ソ「奸悪な事をしても生きる事を願うのですか?欲が深すぎますよ!」
ペクアとウヒは正胤に伝える為に後百済に向かい馬を進める
だが、
ペクア「早く行かないと」
ウヒ「今行くとと帰って傷が開くわ。少し休んでから行きましょう」
二人は休息取る…
ペクア「初めから騙そうと思って明かさなかったわけじゃないんだ…」
ウヒ「知ってるわ…貴方がそんな人じゃないってことは…私も騙したじゃない。お互い様よ」
ペクア「俺は只の弾き手でお前は只の踊り子だったら…そしたらもっと違ってたかな?」
ウヒ「もう少し休んで…山を越えたら後百済の地よ私の故郷よ」
ペクア「明日になれば別れるのか…」
ウヒ「もう、会うことも無いと思うわ…会うのは嫌よ…」
ペクア「そうか…お前はそうなんだな…どうせもう会えないなら、今夜までは俺の好きにさせて貰う」
とペクアはウヒに口付けするのだった…
このままこの二人本当に別れちゃうんでしょうか?
次の日の朝ワン・ヨとワン・ウクは清徳殿の前に兵を率いてやって来る…
ワン・ヨ「おかしい…変に静かだ…まるで俺達が来るのを待っていたかの様に」
ワン・ウク「どうせ大半は正胤と共にいるんですから、躊躇しなくてもいいです」
ワン・ヨ「確かに正胤は今から来ようとしても二日は掛かる」
ワン・ウク「兄上お願いがあります。もし、4番目の皇子ワン・ソが我らを妨げるなら、必ず息の根を止めて下さい」
ワン・ヨ「そんなものは頼まなくても良い。奴は必ず息の根を止めるからな!」
と兵を率いて清徳殿の門を潜る!
すると清徳殿は既にパク・スギョンとワン・ソの軍に覆われていた…
ワン・ウクがあたりを見回すとそこにはヘ・スの姿が…
パク・スギョン「清徳殿に軍を率いて入る事は明確な謀反です。早く立ち去るように!」
ワン・ヨ「母上が清徳殿に入り一日が経つ!明確な説明を要求する!」
パク・スギョン「陛下今安定されていると申した通りです。」
ワン・ヨ「そんな分かり切った嘘を信じると思うのか?早く母上を出せ!さもなくば、正胤を退け皇位を奪う為と思うぞ!」
ワン・ウクとワン・ソは剣を抜き襲い掛かる!
激しい剣の応酬が続く互角だ!
だが屋根の上からパク・スギョンの皇軍が屋根の上から
ワン・ヨの反乱軍に矢を射掛ける!
矢を射られ反乱軍の何人かが倒れる!
外からも皇軍が入ってきて一気に反乱軍を抑え、取り囲む!
そして悠々と入ってきたのは正胤ワン・ムとペクア!
ペクアは間に合ったのだ!
分が悪くなったワン・ヨの首にワン・ウクは刀をピタリと当てる!
ワン・ヨ「お前!裏切るのか!」
ワン・ウク「初めから味方ではなかったので、裏切りでもないでしょう?」
ワン・ヨ「お前の計画は既にワンウクから聞いた!連絡を受け、帰って来たのだ!ワン・ウクお前の功は大きい!」
ワン・ウク「畏れ入ります。正胤」
ワン・ヨ「結局、俺を嵌める為の演技だった訳だ」
ワン・ヨは兵に捕らえられ、跪く…
チェジモン「陛下が先ほど崩御なさいました。正胤を次の皇帝にするとの遺言を残されました。皇妃様方も認められた遺言を宣布致します…」
ワン・ウクはワン・ムの前に跪き
ワン・ウク「新しい皇帝にお目に掛かります!万世!万世!万々世!」
ワン・ソ「陛下にお目に掛かります! 万世!万世!万々世!」
と跪く!
パク・スギョン「何をしておる!新皇帝に跪け!」
すると軍一同も一斉に跪き
「 万世!万世!万々世!」
こうしてワン・ムが新皇帝となった…
こうして古き時代が幕を閉じ新しい時代が幕を開ける…
万世とは世々限りなく永久にという意味が含まれているんですね~
皇妃ユ氏はワン・ヨが捕まったのを見てへたれてます…

ワン・ウンとパク・スンドクにも知らせが行き…
ワン・ウンは父の元に駆けつけようとするが、パク・スンドクが止める…
パク・スンドク「皇子、貴方は病気なんです!何も出来ずに寝てる状態です」
ワン・ウン「お前、何言ってる?俺は何処も悪くないぞ?」
パク・スンドク「今行っては駄目です。新しい皇帝が最初に何から始めると思いますか?自分の邪魔になる兄弟、甥を捕まえて殺すのです」
ワン・ウク「こ、殺す?」
パク・スンドク「だから皇帝が私達を忘れるまで動いてはならないのです…」
ワン・ウク「で何で甲冑を着せる?妻の為に身を投げ出せというのか?」
パク・スンドク「えっ?じゃあ、私と生死を共にしてくれるのですか?」
ワン・ウク「何言ってる!何で俺がお前と一緒に死ぬ訳無いだろ?」
その答えに傷つくパク・スンドクだったが…
ワン・ウン「何で死ぬんだ?お前と一緒に生きないと。」
との答えに嬉しくてワン・ウクに抱きつくパク・スンドクだった…
この二人結構お似合いですね~いつまでもお幸せに~
ワン・ウクとヘスは話をするが…
ヘ・ス「既に正胤の側にいた癖に、何故私に嘘をついたのですか?わざとでしょ?私を試したのね」
ワン・ウク「そしてお前は結局ワン・ソの所に行った…」
ヘ・ス「まさか、4番目の皇子を殺すつもりだったのですか?」
ワン・ウク「皇帝になるという言葉は虚言じゃなかった。妨げになる奴をこの際に片付けるのも悪くないだろう?」
ヘ・ス「私の為にオサングンが非業の死を遂げて、どれ程胸が痛んだのか知ってる癖に…私を利用して4番目の皇子を殺そうとなさったんですか?変わられました。私の知っている皇子では有りません」
ワン・ウク「お前こそ、何故私に真実を隠した。私はお前が陛下が崩御されたと言ってくれるのを望んだ。お前は…私が死んでも良かったのか?」
ヘ・ス「陛下は正胤が皇帝になるのを望まれたわ。それが順理と思ったから、それに外れる事は出来ませんでした。それに4番目の皇子は貴方を傷つけないと約束されました」
ワン・ウク「ワン・ソに私の命乞いをした…」
ヘ・ス「前に仰いましたね。ソンアク(松岳)を出て二人で気楽に生きようって…今なら出来ます。新皇帝に頼めば出来ます」
ワン・ウク「そうしても、また同じ状況になるだけだ…他の道は無い…」
ヘ・ス「私の為に皇帝になると仰ったのに…御自分を騙してらっしゃるわ…もう、以前の様に貴方を見るのは難しいわ…距離を置きたい…」
ワン・ウク「相手がワン・ソだからか?」
ヘ・ス「一瞬でも私の心を確信を持って下さいましたか?私を完全に信じた事ありますか?」
ワン・ウク「お前を必ず戻って来させる…」
ヘ・ス「簡単ではありませんよ」
そしてヘ・スはワン・ウクから離れていった…
ワン・ウクは何で追いかけないんですか~
この人、本当に女心に疎いです~

そしてワン・ムに逆らったワン・ヨは逆賊として追われることになる…
軍に崖の上にまで追われる…
追い詰められたワン・ヨは襲い掛かる者を次々と斬り倒していく…
そこにワン・ウクが矢でワン・ヨに狙いを定め射抜こうとする…
ワン・ソ「獣を射るみたいな真似はよせ!」
ワン・ジョン「私が兄上を説得します!」
ワン・ソ「お前は弟だろ、無理だ!俺が行く!」
とワン・ソはワン・ヨに対し
ワン・ソ「いい加減、諦めろ!」
ワン・ヨ「お前なら諦めるか?」
話しても無駄だと感じたワン・ソは剣を抜く!
ワン・ヨも剣を構え二人の一騎打ちが始まった
ワン・ソはワン・ヨの手首を足で蹴り、剣を落としたワン・ヨの胸を突き刺す
しかし、まだ抵抗するワン・ヨの胴を切りつけ、体制を崩したワン・ヨは崖から落ちてしまった…
ワン・ジョン「兄上~!!!!」
ワン・ヨの知らせを聞いた皇妃ユ氏…
「そ…そんな筈は無い。私のワン・ヨが死んだだと?何かの間違いだ。奴を遠ざけなければいけなかったのに…奴は結局私の息子を捕まえて殺してしまった!私の子!私のワン・ヨ~」
と泣き崩れるのだった…
そしてワン・ソはヘ・スに
ワン・ソ「お前なら、許してくれなくても理解してくれると思って…俺は兄上を斬った…」
と告白し涙を流すワン・ソをヘ・スそっと抱きしめるのだった…
14話
新皇帝が即位し恵宗2年(945年)のある日
ヘ・スはタミウォンを纏めるヘサングンとなった…
ヘ・スが物書きをしている所に
チェリョンがやって来る…
チェリョン「お嬢様」
ヘ・ス「お嬢様とは呼ばないでって言ったでしょ?」
チェリョン「癖になっちゃって、それにヘサングンって何か慣れないの」
チェリョンはヘスの字を見て
チェリョン「これも字ですか?」
と聞く…そう、ヘ・スはハングルで書いていたのだ…
ヘ・ス「ええ、字よ。あなたも早く字が読めるようにならなくてはね」
チェリョン「この年で字をどうやって覚えるの?茶や薬草は全部覚えているので字なんか分からなくても大丈夫です。おめでとう御座います。今日はお嬢様の誕生日でしょ?」
と贈り物を渡す
ヘ・ス「ありがとう。でも私にとって一番の贈り物はチェリョン、あなたがタミウォンにいてくれる事よ」
チェリョン「それは皇子がお嬢様の為に遣わして下さったんですよ」
ペクアもヘ・スに誕生日の贈り物をあげる…
ペクア「一目見たときからこれはお前にやろうと思ったんだ」
とヘ・スに木箱を渡す…
ペクア「ペルシアのブルガリアの物なんだ」
ヘ・スは中に入っている香油のビンの蓋を開け香りを嗅いで見る…
ヘ・ス「薔薇の香りね。薔薇の花から抽出した香油ね。気に入ったわ。嬉しいわありがとう」
ペクア「ワン・ソ兄上は何を買うか迷った挙句に結局何も買わないで来てるのか、何なのか?」
ワン・ソ「宮女ごときに皇子が来てやっただけでも贈り物だろ。他に何を願う?」
ヘ・ス「えぇ、そうですね。たかが宮女が生まれただけでも恩恵よね」
ヘ・スは夜遅く書物を読んでると
ウォーンウォーンと狼の鳴き声がする…
ヘ・スは外に出てみるとワンソがいた…
ヘ・ス「さっきの鳴き声、あなたがやったの?」
ワン・ソ「あぁ、本物みたいに聞こえるから、お前が分からないかと思って心配した」
ヘ・ス「犬でもなく狼でもなく何かなと思いました」
ワン・ソ「行こう、誕生日の贈り物にいい物を見せてやる」
とヘ・スに手を差し出す
夜空の星を見上げるワン・ソとヘ・ス
ワン・ソ「あれは鶏星だ」
と変な星座を教えるワン・ソに
ヘ・スはフフフ…と笑いながら
ヘ・ス「あれは鶏星でじゃなくて、カシオペア座よ」
ワン・ソ「お前、俺が今までどういう待遇を受けたか忘れたか?」
ヘ・ス「カシオペア座はエチオピアの王妃が、海の女神よりも美しいと自慢して、神から罰を受けた星よ。ほらあれ見て、何か椅子がひっくり返ったように見えるでしょ。あれは野心を捨てろと1日の内の半分を逆さに吊るす罰を受けているのよ」
ワン・ソ「俺がまだ幼い時、皇宮の母上に挨拶に行った事があるんだ。母上はワン・ジョンには膝の上に座らせて昔話を語っていたんだ。その時ワン・ジョンが居なくなれば良いと思ったんだ。その膝が俺のものならいいのにと思ったんだ。母上はその時の俺の顔を見て直ぐにワン・ジョンを覆い隠したんだ。俺が兄弟に害を与えるとその時に既に気付いていたのかもな…」
ヘ・ス「普通、弟や妹が居るとよくあることよ。私もそうだったわ。弟が居なければいいのに。何で後から生まれてきて私の物横取りするの?ってね」
ワン・ソ「プッ…お前は俺に諦めさせたいのか?それとも自分だけ見るようにさせたいのか?」
ヘ・ス「えっ?」
ワン・ソ「お前に持っていくと、俺の問題は全部軽くなるんだ。それなのにどうやって会わないでいられる?俺の所に来ないなら、希望も持たせるな。俺にとっては拷問だ」
とワン・ソはヘ・スに口付けしようとする。
ヘ・スはワンソの口を手で押さえる
ヘ・ス「許しが無いとしないんじゃなかったの?」
ワン・ソ「してもいいか?」
ヘ・ス「いいえ、駄目です」
ワン・ソ「あ~分かった分かった。もういいよ。お前その内、遠くの豪族の側室にされるかも知れんぞ」
ヘ・ス「絶対そんな事無いわ。陛下が私の事どれだけ大切にしてくれてると思ってるの?」
ワン・ソ「いい気なもんだ」
と草むらにごろんと寝転がる…
ワン・ソ「休みの日に祈願塔に行こう」
ヘ・ス「祈願塔?」
ワン・ソ「話したい事があるんだが、そこに行って話したいんだ。行ってくれるだろ?」
ワン・ムが陛下になって良かったようです。ヘ・スは身分も回復し
ワン・ソもヘ・スも自由を満喫してるみたいですね~

恵宗(ヘジョン)は重臣達との会議を開くのだが…
ワン・ウク「今回、皇宮に中宮を新しく立て、その費用は重臣や地方の豪族共に受け持つ事を願われている。また、陛下は体調が優れず朝礼にも参席出来ないことは誰が知っている事と思うが、それによって後回しにならないようにとの陛下の御令である」
ざわざわとしながら立ち去る重臣や豪族達…
ワン・ソ「ワン・ウク、陛下の病気を理由にお前が取り仕切っているように見えるが?」
ワン・ウク「お前の反対により意見も通らなかったのに何を言う?そうならない様に気をつけている」
ワン・ソ「今までの事だけでも豪族は警戒している。それなのに陛下の御心だと圧迫を続ければ豪族の不満は高まるばかりだ。」
ワン・ウク「フフフ…」
ワン・ソ「何で笑う」
ワン・ウク「腕だけかと思ったのに、政も分かるんだな…と思っただけだ」
ワン・ソ「お前こそ、俺は今でもお前を疑っている…」
ワン・ウク「陛下の御心を尊重したばかりに、少し無理があった。お前の忠告参考にするよ」
恵宗(ヘジョン)は朝礼に出ず、タミウォンに居た…
清浴殿で湯に浸かる恵宗(ワン・ム)だが…
恵宗「この頃湯に使っても直ぐに疲れる。寝て起きたら今日なのか昨日なのか分からなくなる」
ヘ・ス「医師は睡眠が不足されているから仰いました。睡眠を取りやすい茶を、新たに加えておきます。後はチェリョンが傍にいますので何なりとお申し付け下さい」
とヘ・スはチェリョンを残しその場を後にする…
チェリョンが清浴の湯に何かをつけている
恵宗「薬草をまた入れるのか?香りが混ざらないか?」
チェリョン「ええ、陛下。出し殻になりましたので…」
とチェリョンは新たにまた袋を湯につける…
チェリョンが退室した時、ワンウォンが待っていた…
ワン・ウォン「あぁ、タミウォンで鏡が沢山必要だから、鏡を作る水銀を送ったのだが、ちゃんと届いたか?」
チェリョン「ええ、皇子。確認しました」
恵宗は体が寒く服を何枚も重ねる…
恵宗「ワン・ウク。私はこの頃からだがおかしいようだ。眠れない。眠ると悪夢ばかり見る。もう、夏になるというのに何故こんなに寒く感じるのか?」
ワン・ウク「陛下、時が来たようです。もう、いい加減に私に譲位して下さい」
恵宗「何だと」
ワン・ウク「この間、私たちに嘘をついて竜の息子と噂を立てましたね。搔痒症(アトピー)で血を流しているのも知っています。私に譲位して下さい。そうすれば余生は楽に生きれますよ…」
ワン・ムは自分の幼い娘を豪族と婚姻させる為、御輿に乗せようとする
嫌がる幼い娘…
恵宗「早く行け!早く行けばお前が生き、国が生きる」
娘「陛下、私は婚姻は嫌です」
恵宗「この愚か者めが!早く行けと言ってるだろ!」
と恵宗自ら御輿に乗せようとする。
チェ・ジモン「陛下、まだこんなに幼いのに、何故契丹(キタイ)に婚姻させるのですか?これは余りにも酷すぎます。」
恵宗「娘を嫁にやれば、自分の危機の時に軍でも送ってくれるだろう」
と辺りをきょろきょろ見回し、
恵宗「何かの音がしないか?私の耳には聞こえる。」
と娘に向かい
恵宗「早く行け!皇宮では何時死ぬか分からん。早く行け!」
わーと嫌だと泣き喚く娘。
そんな恵宗の娘がワン・ソは幼い時の自分と被る…
ワン・ソ「いい加減にして下さい! 契丹(キタイ)?今この娘を送ったら、捨て親意外の何者でもありませんよ!現状を見てください!」
恵宗「お前に何が分かる!あいつらは毎日私に向かって皇位を降りろ降りろと言う。このままでは私は殺されてしまう。誰が私とこの子を守ってくれる?」
ワン・ソ「陛下」
恵宗「お前がするか?お前が姫と婚姻して我らを守ってくれるか?」
ヘ・スは祈願塔でワン・ソを待っていた。
何時の日かに貰ったワン・ソの簪をつけて…
ワン・ソ「あ~あ本当に来るかどうか分からなくてゆっくり来たんだが、沢山待ったか?」
ヘ・ス「重要な話があると仰ったから」
ワン・ソ「重要な話?あぁ、そうだった。で何の話だったかな~全然覚えてないな。何だったかな?」
ヘ・ス「それを私に聞かれても…ここで会おうと重要な話だから必ず来いと…」
ワン・ソ「何だ?物凄い話でも聞けるかと思って期待したか?何か済まない気がするな~」
ヘ・ス「いいえ、別にいいです」
ワン・ソ「それでも悪いから、他の事でもしよう」
湖で二人で小船に乗り、舵を操るワン・ソ…
ヘ・スは若干御機嫌斜めだ…
ふて腐れた顔で座っているヘ・ス…
ワン・ソは船の縁を掴み、わざと揺らす…
思わすビックリするヘ・スを見て笑うのだった…
むっと睨みつけるヘ・ス…
ヘ・ス「もうちょっと早く漕げないの?強い風に当たれば、船に乗った気分になるのに」
ワン・ソ「なら、お前が漕ぐか?」
ヘ・スはチッと舌打ちする
ヘ・ス「前から思ってたけど、この船は皇子のなの?」
ワン・ソ「幼い時に皇宮に来た時に置いて於いたんだ…船に乗って漕げば他人に気を遣わなくて済む。俺がこの皇宮の中で、一番好きなのがこの船だ」
ヘ・ス「一番好きにしては、船に乗ってるのを殆ど見たこと無いわ」
ワン・ソ「滅茶苦茶好きだから。好きな事をしてると、この皇宮を出て行くのが嫌になるから、わざと乗らなかったんだ…ん?何で俺の顔を見てる?」
ヘ・ス「好きな物に背く気持ちを考えてみたの…これからはそうしなくていいから良かったとも思ったわ…」
ワン・ソ「悪かった…」
ヘ・ス「何が?」
ワン・ソ「重要な話…忘れてしまって」
ヘ・ス「また、思い出すでしょう。ゆっくりでいいわ…」
チェ・ジモン「一大決心されましたね。」
ワン・ソ「俺が姫と婚姻したら、信州カン氏とチョン氏は俺が皇位を受け継ぐと錯覚するだろう。そうすれば豪族達が警戒するから、自然と陛下に対する攻撃も弱くなるだろう」
チェ・ジモン「そこまで計算されるとは政の腕が上がりました」
ワン・ソ「まだ、分からないものがある。こうして鎖を首に掛け、再び兄上を守る犬になるのか?これが俺の運命なのか?好きなものに背いて生きるのはもうこりごりなのに、また鎖に繋がれるのか。教えてくれ、如何すれば、俺は鎖を切って走る事が出来るのか?」
チェ・ジモン「犬なら主人を噛み殺し、その家の主人になるでしょう」
ワン・ソ「謀反でも起こせというのか?」
チェ・ジモン「まさか。陛下を守って下さって、ありがとう御座います。そう長く繋がれはしないでしょう」
次の日、ワン・ウクは恵宗の前で代官パク・ヨンギュからの書状を読み上げる
ワン・ウク「臣下パク・ヨンギュは4回にもわたりワン・ソ皇子をソンアク(松岳)から追い出すようにと申し上げました。これはワン・ヨが陛下に不従順により…」
恵宗「もういい。どちらにしろこの書状の意味は、ワン・ウク、お前に譲位しろとの事だろう。だからこれ以上聞く必要は無いと言ったのだ」
ワン・ウク「私は陛下に誤解されているようです。私はただ、陛下の荷を軽くして差し上げようと忠心からの言葉だったのに…」
恵宗「そうだな。私はこの重荷を弟と分ける事にした。」
そしてそこに呼ばれて入ってきたのはワン・ソ
恵宗「ワン・ソと私の娘が婚姻する事になった」
ワン・ウク「えっ?」
恵宗「姫はまだ幼い故、側室でも良い事にした。ワン・ウクお前の忠告通りにワン・ソに譲位する事にした。皇帝の弟で婿であるから。これ以上の物は無いだろう。そうでは無いか?」
ワン・ウク「そうで御座いますね。婚姻おめでとう御座います。これ程の婿を逃し、泣く女が居なければ良いですけどね。陛下」
その頃へ・スは
ワン・ジョンとパク・スンドクに美容パックをして上げていた
ペクアはパックの匂いを嗅いで見る
ペクア「薔薇の香りじゃないか!ヘス!お前!俺があげた薔薇の香油を使っただろ!」
ヘス「私の専門性が疑われているのよ?沢山使ったから直に肌が白くなるわ~」
ペクア「こんな奴につかったからと言って、肌が白くなんかなるかよ!」
タミウォンはヘスのエステサロンになって来たようです…
美容資格の腕の見せ所です!

ワンジョンとパク・スンドクは美容を終えて出てきた
ワン・ジョン「ヘスの言った通り顔が白くなりましたよ。肌もつやつや・つるつるでですね」
パク・スンドク「本当に~?皇子も痣黒い顔が明るく綺麗な顔になりましたよ。肌がぷるんぷるんですよ」
とワン・ジョンの顔を触るパク・スンドク…
そんな二人の姿を見たワン・ウン
ワン・ウン「何やってるんだ?つるつる・ぷるんぷるんって二人で隠れてこそこそ何なんだ?」
ワン・ジョン「兄上誤解です」
ワン・ウン「俺とヘスの間を誤解して嫉妬してたかと思ったら、今度は義弟に尻尾を振るのか?ヘスはお前みたいに尻軽じゃなかった…」
パク・スンドク「もう、止めてよ。酷いわ」
ワン・ジョン「俺達三人の話の中になんでヘス姉上まで入れるんだよ」
ヘス「皇子も本当に自分の気持ちを分かってませんね。奥方に関心が多い癖に、言葉に出すと何でそんなにつっけんどんになるのかしら?」
ワン・ウン「うるさい!世界で一番必要ないのが婚姻だ婚姻!ワン・ジョン!お前も一人で生きろ!ワン・ソ兄上も諦められる時に諦めないと」
ワン・ジョン「ワン・ソ兄上婚姻されるんですか?」
ワン・ウン「知らなかったのか?陛下の娘と婚姻されるそうだ。直ぐに式を挙げるそうだが」
その話を聞き、ショックを受けるヘス…
ワン・ソ「聞いたのか?俺を憎んで恨んでくれてもいい」
ヘ・ス「何を憎んで何を恨めと言うのです?私と約束をした訳でもないのに…」
ワン・ソ「お前を皇宮から連れ出すと言った事。お前が自由なのを見たいと言った事。俺が言った全てが約束だったんだが…守れなくなった…」
ヘ・ス「弁解もなさらないんですか?」
ワン・ソ「俺は既に行動に移し、お前は傷付いた…理由はどうであれ、お前の信頼を傷つけたのは確かなのに…これ以上弁解はしたくない…」
ヘ・ス「分かったわ…私も尋ねません。婚姻おめでとう御座います」
予想外の突然の別れ…
ヘ・スはオサングンの時と同じ運命をたどるのでしょうか~

ペクアはワンソから言付かった手紙を渡す
「行到水窮処 坐看雲起時」
ヘス「水と共に行き雲と共に去る。ワン・ソ皇子の字がこんなに綺麗だとは思わなかったわ…私は自分であの人の事を何でも知ってると錯覚していたみたいね…馬鹿みたいに…」
ペクア「兄上がヘ・ス、お前と逃げたかったのは本当だ。それは俺が知っている」
唐詩・王維「終南別業」三体詩なんですね。
自然に触れ自由に生きたいとの思いが綴られている詩なんです。
こうやって有名な詩をコピペして使ってたんですね~

ワン・ソと恵宗の娘との婚姻式が行われ…
恵宗の傍にはワンウクではなくワン・ソが付くようになった…
ワン・ヨが亡くなった皇妃ユ氏は、寺に籠もり毎日祈り続けている
母を訪ねていくワン・ジョンだったが…
母以外の靴を見つけ付き人が止めるにも関わらず中に入っていく…
すると中には皇妃ユ氏と何と死んだ筈のワン・ヨがいた!
ワン・ジョン「な…これは一体どう言う事ですか?」
皇妃ユ氏「ゆっくり知らせようと思っていたが丁度良かった。恐れる事は無い。お前の兄は生きていた。天はやはり母の味方であった。」
ワン・ジョン「ならここで何故死んだように過ごしているのです!何故!」
ワン・ヨ「逆賊となった身だ。首を刎ねられるのに俺がのこのこと顔を出す訳も無かろう。かろうじて生きた身だ。ワン・シンヨンの叔父が見てくれなければ、俺はここには居なかった。」
ワン・ジョン「陛下に兄上の身の安全を願い出るつもりです。情の厚い方だから、必ず聞いてくださる筈です」
ワン・ヨ「俺は皇位を奪おうとした。生きている事が分かれば直ぐに首を刎ねられる。それにお前、ワンソが陛下の娘と婚姻した事を知らないのか?」
皇妃ユ氏「陛下がワン・ソに皇位を譲位するそうだ」
ワン・ジョン「ワン・ソ兄上が皇位に就くのは私も反対です。だからと言って兄上が陛下に反旗を翻すのも賛成出来ません。謀反は一回で十分です」
ワン・ヨ「何馬鹿げた事を言う?成功した謀反は謀反では無い。俺は必ず皇位を取り戻す。俺は一回負けても二度とは負けん!」
ワン・ジョン「私は陛下の臣下です幾ら兄上でも許されません」
ワン・ヨ「皇帝は完全に気が狂っている。寝所に入った数人の敵を一度に捕まえて殺したと噂されているが、実は幻覚を見て宮女を殺したのだ。そんな奴に否、そんな奴が選んだ者にこの高麗を委ねるのか?」
その夜、恵宗は皇宮の夜間通行を禁じる御触れを出す
ワン・ソ「夜にうろうろする輩を身分関係無く捕らえろとの命令だ」
そんな時に人影が…その人影がタミウォンの方に入っていく…
ワン・ソは人影を探しヘ・スの部屋の前まで来る…
騒ぎを聞きつけたヘ・スが出てきた…
ヘ・ス「何の御用ですか?タミウォンは兵が入る所ではありません。早く出て行ってください」
兵「サングン!部屋に男が入って行くのを目撃しました。部屋を調べさせて貰います」
ヘ・ス「本を読んで居りましたが、そのような者は見ませんでした。他の所を探して下さい」
ワン・ソの命で部屋に入ろうとする兵…だが…
ヘ・ス「止まりなさい。私はこのタミウォンの責任者です。陛下に直接仕えるものです。無理矢理入るのは許しません」
ワン・ソ「退け!俺が直接確認する」
と入ろうとするとヘ・スは自分の簪を抜き、首に当てる!
ヘ・ス「お断りします!まだ、婚姻もしていない乙女の部屋です。そんな辱めを受けるくらいなら死んだ方がマシです。入りたければ陛下の許可を貰ってきて下さい。誰であっても例外はありません」
ワン・ソ「部屋に誰も居ないのは確かなのか?」
ヘ・ス「ええ、間違いありません」
とヘ・ス自分の首に簪でスーっと紅い筋を描く…
それを見たワン・ソは…
ワン・ソ「他を探す」
兵「はっ」
そして兵を率い出て行った…
部屋に入ったヘ・ス…
中にはワン・ジョンが居た…
ワン・ジョン「あぁ~首に傷が出来た。本当にこれで刺すつもりだったのか?」
ヘ・ス「仕方無いでしょ。入って来るのを防ぐ為には」
ワン・ジョン「何でそこまでするんだよ。俺の事なんか捕まろうと放っとけばいいだろ?」
ヘ・ス「なんでそういう事言うのよ。ワン・ソ皇子とは離れたのに。出来る事ならぶつからない様にしたいわよ!」
ワン・ジョン「俺じゃなくてもそうしただろ?俺じゃなくて他の兄弟に対しても同じ様に匿っただろ?」
ヘ・ス「当然よ」
ワン・ジョン「もし、俺達兄弟が戦いだしたらお前は誰側になる?」
ヘ・ス「私に側なんてありますか?私は審判でもするわ~」
ワン・ジョン「何時までもワンウク邸での俺達を考えるのは欲が深いんだろうな。俺達は変わり、お前は選ぶべき時が来るだろう。」
ヘ・ス「どんなに考えても私は誰かの側に付く事は出来ないわ…誰も怪我して欲しくないの…そうならないようにするわ…」
ワン・ジョンは自分の兄達の事を尋ねたのかも知れませんね…
ワンヨの味方になるか?ワン・ソの味方になるか?
翌日ワン・ソはヘ・スの腕を掴み無理やり外に連れ出す
ワン・ソ「昨日の夜、お前の部屋に居たのはワン・ジョンだろ?」
ヘ・ス「いいえ違います」
ワン・ソ「お前の部屋を壊して入るかどうするか夜中中考えてたんだぞ!正直に話せ!ワン・ジョンだったんだろ!弁明でもしろよ!何で匿ったんだ!」
と怒るワン・ソにヘ・スは逆切れする
ヘ・ス「なら皇子こそ、きちんと弁明して下さい! あんな一通の手紙なんかじゃ無く、きちんと言葉で説明して! いきなり婚姻した理由は何ですか?本当に他の人が言ってるように皇位が欲しくて婚姻したのですか?」
ワン・ソ「あの娘、あのまま放っておけば、契丹(キタイ)に捨てられる所だったんだ。婚姻意外に救う方法が無かった」
ヘ・ス「初めからそう言えば良かったのに…そしたらここまで悲しくなかったわ…」
ワン・ソ「お前にまた我慢しろと言えと言うのか?お前が何人も娶るのを嫌いなのは知っている。どうやっても婚姻は避けたかったんだが…方法が無かったんだ。なのに俺が何を言えるって言うんだ?」
ヘ・ス「昨日ワン・ジョン皇子が居ました。夜間の通行禁止を忘れて、武芸の練習をして遅くなったみたいです。別に何もありませんでした」
ワン・ソ「これからは嘘つくな。どんなに汚い世界でも、真実を願うのは俺もお前も同じだ」
ヘ・ス「じゃあ、話したくない事は?そんな時はどうすればいいの?」
ワン・ソ「その時は、話したく無いと正直に言え。嘘を吐かれるのは嫌だ」
ヘ・ス「じゃあ、そうするわ」
ワン・ソ「俺も嘘は吐かない。なら…やっと機嫌は直ったか?」
頷くヘ・スにワン・ソは笑顔を見せる
ヘ・ス「婚姻して後悔はしませんか?」
ワン・ソ「後悔はしない…陛下を守る為には仕方無かった。姫は母親の元に送る。元々そういう条件だった。前に好きな人が居ると言ったな?それってワン・ジョンの事か?」
ヘ・ス「フフフ…いいえ全然違うわ…小船に乗った時、重要だと言って置きながら忘れた話。本当は忘れてないでしょ?何の話だったの?」
ワン・ソはヘ・スに近付き…
ワン・ソ「お前を愛している」
ヘ・スはその言葉にキスで答える…
ヘ・ス「これからは絶対忘れないで」
と微笑むヘ・スをワン・ソは抱きしめ、二人は熱く口付けを交わすのだった…
その頃ペクアは踊り子のウ・ヒと出会った森の中を歩く…
ウヒを思い浮かべながらゆっくりと歩むペクアだが…
ふと振り返るとウヒが居るではないか!
とうとう幻覚まで見えるようになったんだなと目を逸らすペクア
だが、幻覚は消えなかった…
ペクア「夢…じゃないのか?」
ウヒ「あれからずっと考えてたの…もしも私に刺された傷がまだ塞がってなかったら、そして、私の事をまだ忘れてなかったら…って」
ペクアはウヒを抱きしめる
ペクア「俺を見たら苦しむと思ってお前に会いに行けなかったんだ…」
一方ワン・ウクは本を読んでいたが…
そこにワン・ウォンが客を連れて来る
ワン・ウォン「兄上に会いたいと言う客をつれてきました」
ワン・ウク「客?」
ワン・ウォンと共に入ってきた客を見て、ワンウクは驚く!
何とその客はワン・ヨだったのだ!
ワン・ヨ「久しぶりだな。ワン・ウク?ワンウォンを通してタミウォンに水銀を送った事は良く知っている。頭のいい奴が狂うとこれ程まで恐ろしく変わるとはな?」
ワン・ウォン「私は義理固いのでね~ワン・ヨ皇子を放って置けなかったんですよね~」
ワン・ウン「私に語りたい事が多そうですね」
ワン・ヨ「そうだな。夜を明かしても、語りきれない位に多いかもな?」
そして翌日
ワンヨは軍を率い清徳殿を制圧
そして皇帝がタミウォンに居ると分かり
軍を率いてタミウォンに入り込む
逃げ惑う宮女達…
その中を悠々と歩み皇帝を探すワン・ヨ!
皇帝恵宗はふらふらしながら湯から上がり血を吐く!
それを見たチェリョンは恐ろしくなり避難し遠くで見守る
ヘ・スは皇帝の様子に驚き慌てて駆け寄るが
そこにワン・ヨにより陛下から引き離される
恵宗「た…助けてくれ…」
と恵宗はワン・ヨに縋り付くが
ワンヨはその手を振り払い…
むしろ恵宗の肩を押し湯の中に突き落とす!
溺れるかの如くもがく恵宗だが…力尽きそのまま湯の中に沈み…
暫くして湯の中から力なく浮き上がった…
ワン・ム、奴はこうして死ぬ運命だったんだ…
父上がこうして死ぬ運命である事を知っていたなら
無理して皇帝に押し上げなくても良かったものを…
ワンヨ「一度は負けても、二度は負けんと言っただろ」
遅れて事態を知り遣って来たワン・ソはワン・ヨの兵を次々と倒して
漸くヘスの元まで辿り着くが…無惨な恵宗の姿を見て怒り狂う!
「お前~!!!!」
と怒り狂いワンヨの兵を斬り倒すワン・ソ
ワン・ヨ「そこまでだ!俺が殺したんじゃない。既に毒の中毒に犯され、死ぬ所だったんだ。」
ワン・ソ「何だと?ヘ・スが陛下の浸かる湯に水銀を入れたのだ」
ワン・ウォン「陛下はお前意外に誰の手も借りられなかった。なのに湯の中から、水銀が出てきた。これはどう言う事だ?」
ヘ・ス「私は知らない事です」
ワン・ヨ「お前に二つの選択肢をやろう。死んだ兄上に忠誠を尽くし、このヘスと共に死ぬか、それとも俺に忠誠を尽くしヘ・スを助け二人でこのソンアク(松岳)を離れるか…あ~勿論陛下の毒殺の疑いは残る事になるがな?いつでも必要なら皇帝を弑した疑いで捕まえられるように」
怒りワン・ヨに斬りかかるワン・ソ
その剣を受け止めるワン・ヨ
ワン・ソ「ヘ・スを放せ!」
ワン・ヨ「狼と言う獣は雌が死ねば雄もそれに続くんだ。お前も同じ獣だ。ワン・ウォン!」
とワン・ウォンに合図を送ると
ワン・ウォンはヘ・スの首にピタリと剣を当てる!
ワン・ヨ「選べ!ヘ・スか?それとも死んだ皇帝か」
感想
死んだかと思いきや
何と生きていたワン・ヨ!
ヘ・スは人質に取られ
ワン・ソはどんな選択をするのでしょう?
益々目が離せません
次回もお楽しみに~

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 凄く楽しみに読ませてもらってます。
    そこでお願いです。
    11話以降も一覧で見られるところにリンクさせていただけないですか?
    一番下のリンクだと何話なのか見えにくいのです。

  • 嬉しいコメントありがとうございます!
    11話目以降も追加しました。
    https://韓国ドラマ.com/article/445353628.html
    >ジェミーさん
    >
    >凄く楽しみに読ませてもらってます。
    >そこでお願いです。
    >11話以降も一覧で見られるところにリンクさせていただけないですか?
    >一番下のリンクだと何話なのか見えにくいのです。

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